2013年7月18日木曜日

名付けのこと

殺された理由が判明しないうちに、殺した側を「加害者」と呼び殺された側を「被害者」と呼ぶのはかなりミスリーディングな名付けだと思う。殺人行為においてはその通りであろうが、コメントを出す者が殺人行為のみをとらえて評価しているとはとても思えず、また、そうすべきとも思えない。

とりわけ「被害者」と呼ぶことには慎重になった方がいいだろう。いったん「被害者」としての地位を得た者は、攻撃的になりやすい。また、「いかなる攻撃を仕掛けようと自己が正義の側にある」という確信を持ってしまう場合もある。社会における「攻撃」はできるだけ少ない方がよい、という前提に立つのであれば、「被害者」という名付けをすることには慎重になった方がよいのではないか。

若干逆張りの感の強すぎる記事になってしまったが、『「被害者」による侵害』にもそろそろ目を配った方がよいのではなかろうか。まかろーに。てじにゃーな。

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